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「科学者の芽育成プログラム」初の快挙!
お知らせ
2013年08月20日(火曜日) 平成23年度ステップ3受講生の研究成果がアメリカの化学専門誌に掲載されました! 新谷俊貴くん(当時 越谷市立栄進中学校2年、現 埼玉県立越谷北高等学校1年)は、埼玉大学工学部応用化学科 廣瀬卓司教授らの研究室でステップ3の「テーマ研究」を行いました。新谷くんは、埼玉大学総合技術支援センター 設楽浩明技術職員、工学部応用化学科 小玉康一助教と協力して、光学分割における溶媒による新しいキラリティスイッチング現象を見出し、一つの光学分割剤のみを用いてマンデル酸の1組の光学異性体の両方を得る方法を明らかにしました。この成果が2013年8月7日(水)、米国化学会の有機化学誌(JOC)のオンライン速報版で公開されました。 ※URL http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jo401517q 同じ基本構造をもちながら、一方が他方の鏡像のようになっている(右手と左手の関係)光学異性体は、人体に対する働きが違う場合があるなど,われわれの生活でも医薬品や香料などとして重要なところに用いられています。新谷くんらはこの光学異性体を分離して一方だけを取り出す新しい方法を発見しました。今後は、この技術を応用した効率的な医薬品合成への展開が期待されます。 |
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